北海道・福島町の大千軒岳で、大学生の屋名池奏人(やないけ かなと)さん22歳の遺体が発見されました。屋名池奏人さんの遺体の近くにはヒグマの死骸があったそうです。
最近、ヒグマに襲われるというニュースをよく耳にします。最悪の場合死亡するケースもあるので、野生動物の怖さを改めて感じます。
屋名池奏人さんは、友人に「山に行く」と言ってから行方がわからなくなっていたということです。屋名池奏人さんとはどんな人物だったのでしょうか。
屋名池奏人さんヒグマに襲われ死亡事件の概要
北海道・福島町の大千軒岳で、大学生の屋名池奏人(やないけ かなと)さん22歳の遺体が発見されました。
屋名池奏人さんの遺体が発見された近くには、体長1,3メートルほどの死骸の見つかっています。
クマの胃からは、人の遺体の一部が見つかり、その後のDNA型鑑定で屋名池奏人さんと特定されました。
屋名池奏人さんの体には、生前に負ったとみられる傷が確認されています。警察は、屋名池奏人さんが登山中にクマに襲われたとみて調査を進めています。
大千軒岳は日帰り登山で人気の山で、屋名池奏人さんは1人で山登りに出かけたということです。
クマの体長は1,3メートルほど…ということで、想像していたより小さいのかな?という印象でした。130cmくらいというと、小学校3〜4年生くらいでしょうか。
しかし、大柄なクマでなくても、襲われてしまえば人間は太刀打ちできないんだなぁという、自然界の恐ろしさに改めて気付かされてしまいます。
屋名池奏人さんはどんな人物「浜松出身の大学生」
屋名池奏人さんは函館市港町2丁目に住む、北海道大学水産学部・海洋生物科学科の4年生」と報じらています。
北海道大学水産学部・海洋生物科学科は、主に生物学(おもに生態学、分類学、行動学、生物海洋学、保全生物学、水産資源学)と環境化学(化学海洋学)について学ぶ学科ということです。
卒業後は、大学院の国際食資源学院に進むことが決まっていたとそうです。
屋名池奏人さんは、静岡県の浜松市出身ということですので、北海道の大学に進学し、卒業後も大学院に進むほど強い志があったのでしょう。未来に希望を持ち、勉学に勤しんでいた若い人物が亡くなってしまったことが、本当に悔やまれます。
全国でもヒグマに襲われるニュース多発
最近では、山登り中だけではなく、民家などでもヒグマに襲われ、怪我や死亡するニュースが多発しています。
クマに顔をひかかれるだけでも頭がぶっ飛んでしまうほどダメージがあると聞いたことがあります。
秋田大学に搬送されてきたクマ被害の患者さんの3D CT画像です。
右眼球破裂・頭蓋骨骨折・鼻骨折…、クマの力の強さが人目で分かります。
屋名池奏人さん遺体に土が被せられていた「食料として保存した可能性」
本職の猟師さんが
と、語っていたました。1度人間を襲ったクマには、人間は食料だと認識してしまうそうです。
発見された屋名池奏人さんの遺体には、土がかぶせられていたことが分かりました。警察は、クマが食料として遺体を保存しようとしていた可能性があるということです。
1人で山登りに出かけるほど登山が好きだったと思われる屋名池奏人さん。
もちろん、大きな音が鳴る鈴などや、スプレーなどクマ避け対策をされていたと思います。 本当に無念だったと思います。
屋名池奏人さんのご冥福を心からお祈りします。