川下りで舟が転覆「船頭1人が死亡1人が行方不明」事故詳細まとめ京都保津川

保津川下り 転覆 ニュース・事件

京都府亀岡市で「保津川下り」の舟が転覆し船頭1人死亡、1人が行方不明となっています。

保津川下りは、京都で人気のアクティビティでたくさんの観光客で賑わっていたそうです。

人気の“保津川下り”でなぜこのような事故が起こってしまったのでしょうか。この記事では、保津川下りで舟が転覆、船頭1人死亡・1人行方不明事故についてまとめました。

京都府の保津川下りで舟が転覆 事故の様子

保津川下り 転覆

2023年3月28日、午前11持半頃、消防に「舟が座礁した」と一本の通報が入りました。

舟には、乗客25人(内子供3人) 舟頭4人合わせて29人が乗っていました。舟が座礁したとき、船頭含め29人全員が川に投げ出されたが、乗客25人は全員無事でした。

お子様も3人いたということで、全員無事で本当に良かったです。

しかし、船頭4人のうち2人は無事でしたが、田中三郎さん(51)が死亡、40歳男性が行方不明となっています。

乗客が投げ出された現場は流れが早く、波が高い場所だといいます。4月が近いとはいえ、川の水はまだまだ冷たいと思います。少しでも早く、行方不明の男性が見つかることを願います。

乗客25人全員救出も低体温症で9人搬送される

病院に運ばれる乗客

急流で舟が転覆し、29人が川に投げ出されましたが、乗船していた全員がライフジャケットを着用していたました。

乗客25人は毛布にくるまれ救出され、ホテルに移動しました。

しかし、ホテルに到着するも途中で体調が悪くなったのか、救急車で搬送される人が何人かいたようです。今回の事故で女性9人が低体温症の疑いなどで病院に運ばれたということです。

専門家の話によると、3〜4月は気温は高いが水の中はまだまだ冬。水の中に落ちると直ちに命に直結する重大なことになってくる。ということです。

冷たい水の中で救出を待っていたということが想像できます。どんなに寒かったか、辛かったかを思うと、早く皆様の体力が回復することを願います。

保津川下りで舟が転覆した事故の原因は

事件現場のコース

人気のアクティビティだった保津川下りでなぜ舟は転覆してしまったのでしょうか。

今回事故にあった保津川下りのコースは2時間かけて川を下る、人気のコースだったといいます。舟が転覆したのは、出発から約15分の“大高瀬”と呼ばれる急流付近です。

勢いがある・波が高いということで“高瀬”という名前が付いているそうです。この“高瀬”のが場所は、舟にあたってくる波は高いく、舟の操作に気をつけなければいけないといわれている場所だということです。

この高瀬と言われる、波が高いポイントで舟の後ろで舵を取っていた船頭の田中三郎さんは“空舵(からかじ)”をして、バランスを崩して川に落ちてしまった…ということです。空舵とは

 方向を変えようとした時に水面から舵が浮いて空振りしバランスを失うこと

舵を取っていた田中三郎さんがいなくなり、制御を失った舟は 転回した際に岩に当たって転覆したということです。

舟の進行役の田中三郎さんが、いなくなってしまうと舟はどうなってしまうのでしょうか。

空舵(からかじ)で田中三郎さん転落 舟頭がいなくなるとどうなるのか

空舵 船頭が居なくなるとどうなる

大高瀬と言われる、波が高いポイントで後ろで舵を取っていた田中三郎さんが川へ落ちてしまいました。

舟の後ろの船頭がいなくなってしまうと、どうなってしまうのでしょうか。

モーターボートの後ろには、レバーを左右を動かし進路を決めるという役目があります。舟の後ろの船頭には、そのレバーと同じ働きをするのです。

前の船頭は進む方向をうしろの舟頭に合図する役割で、後ろに人がいない状態だと舟はどこに行くか分からない。それほど、後ろの船頭は進路に重要な影響を与えているそうです。

保津川下り 事故があったのはどんなコースなのか

保津川下りコース

コース最初の難関 大きな波が立つ鋭角に曲がるカーブで川幅が狭くなる波が高くなり流れも早い難所

大高瀬 急流で“保津川下りの最初の見せ場”川幅が狭く舗装回路のようになっている

田中三郎さんが川に落ちて、進路が定まらなくなった船は急流ゾーンを抜けたところで、渦に巻き込まれて岩にぶつかり転覆してしまったということです。

田中三郎さんが川に落ちてしまい、すぐに前に乗っていた1人の船頭がすぐに後ろに移動し舵を取りましたが、間に合わなかった…ということです。とても残念ですね。

船頭4人は9年〜30年のベテランだった

舟に乗船していた4人の船頭は、9年〜30年のベテランだったということです。

万全の安全対策をしていても、何年も現場にでていても、自然の力にはにはかなわないというのは仕方のないことです。

田中三郎さんのご冥福を祈るとともに、行方不明の40歳の男性も一日でも早く見つかることを願います。

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