小野勇なぜ瀬川結菜さんだったのか同意殺人を主張「死にたい理由を詳しく聞いていない」

ニュース・事件

2022.11.12

札幌市の大学生、瀬川結菜さん(22)が殺害されて1ヶ月。死体遺棄の疑いで逮捕小野容疑者の供述から、結菜さんが殺害された時の背景が分かりつつあります。

小野容疑者は瀬川結菜さんに「死にたい理由を詳しく聞かなかった」と供述しており「殺害時抵抗はなかった」と「同意殺人」だと主張しています。

今回は、札幌女子大生殺害事件で新たに小野容疑者が供述した内容をまとめてみました。

瀬川結菜さん殺害から1ヶ月小野勇容疑者の新たな証言「死にたい理由を詳しく聞かなかった」

小野容疑者と結菜さんはTwitterの「病み垢」で知り合い、小野容疑者は結菜さんに「殺してほしいと頼まれたから殺した」と、事件について話しています。

その上で「瀬川さんが死にたい理由を詳しく聞かなかった」「首を絞めたが、抵抗されなかった」とも話していることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

一部では、小野容疑者は死にたいと思っている人の願いを叶えるために殺害した…のような情報を見たりします。死にたいと思っている人の手助けをしたのも結菜さんが初めてではないとのツイートもあります。

死にたいと思っている人に、なぜそういう経緯になったのかを聞かなかったところも、結菜さんの警戒心が薄れたきっかけだったのかもしれません。

そういった意味では、小野容疑者は人の心に入り込むことに人より長けていたと推察されます。

小野容疑者は「瀬川さんに殺して欲しいと頼まれて、首を絞めた」などと供述しています。

小野容疑者の意思で瀬川結菜さんを殺してしまうと殺人罪になってしまいます。結菜さんに「殺して欲しい」と頼まれて殺害すれば「同意殺人」となります。

「同意殺人」になれば殺人罪寄り大幅に刑が軽くなります。事実はまだ解明されていませんが、小野容疑者側が刑を軽くするために、証言しているかもしれない…という可能性もあります。仮に、瀬川さんが「殺して欲しい」と依頼していたとしても、最終的に殺害に同意していたとは限らないです。

引き続き小野容疑者の供述の真偽の行方を待ちたいと思います。

小野容疑者の瀬川結菜さんとのヤバすぎるツイッターの内容はこちらから
小野勇のtwitterの内容公開「優しき死神になりたい」ヤバすぎる

結菜さんは日本医療大学で作業療法士を目指し、国家試験に向けて頑張っている最中でした。

大学の先生や友達などから信頼もあり好かれていた結菜さん。なぜ、夢に向かって進んでいた結菜さんがTwitterの病み垢を使うことになったのか…結菜さんがいない今その真実が解明されることはありません。

しかしTwitterの病み垢を利用している人の意見を見てみると

「ツイッターだったらただ単純に『死にたい』とツイートするだけで終わる。電話とかだと、何がどうしてという経緯とか、そういうの説明するのとか、ちょっとしんどいなって感じで」「自分以外の人の言葉がツイッターって流れてくるから、『自分だけじゃないんだなしんどいのは』って思える」

ツイッターの「病み垢」に投稿する理由に

なぜ死にたいと思うようになったのか…などの経緯を説明しなくてもいい。
自分と同じ考えの人がたくさんいる。
辛いのは自分だけではないという安心感。

があるようです。

実際の友達ならば、そういう思いに至った経緯を聞いた上で「頑張って」と言ってしまいがちですが、SNS上だと、死にたいと思う気持ちを共有できるというところが楽なのかもしれませんね。

ＳＮＳは上手く使えば楽しいし、同じ趣味や価値観が合う友達もできやすいと思います。しかしこのような、事件に巻き込まれる可能性も少なからずあるということ。気を付けるしか方法がありません。本当に怖い事件です。