関雅有さん保津川下り事故行方不明の船頭見つかる将来を期待される若手イケメン

関雅有さん顔画像 ニュース・事件

2023年3月28日に京都府亀岡市の「保津川下り」で、船が転覆する事故が起こりました。

乗客25人の無事は確認されましたが、4人の船頭のうち田中三郎(たなか さぶろう)さん(51)が亡くなり、1人が行方不明となっていましたが、事故現場から400mほど下流で1人の遺体が見つかり、行方不明となっていた関雅有(せき まさくに)さん(40)と判明しました。

関雅有さんは、どんな船頭さんだったんでしょうか。

京都府亀岡市、保津川下りで船頭1人死亡・1人行方不明なぜこんな事故がおきたのか川下りで舟が転覆「船頭1人が死亡1人が行方不明」事故詳細まとめ京都保津川

 

保津川下り事故 行方不明の船頭の遺体が下流で見つかる

保津川下り 転覆

3月28日、京都の「保津川下り」で船が転覆する事故がおきました。この事故で、乗船していた乗客25人の無事は確認されましたが、船頭の田中三郎さん(51)が死亡し、別の船頭の(40)が行方不明になっていました。

30日午前11時ごろ、事故現場から400mほど下流で1人の遺体が見つかりました。警察は見つかった遺体について、行方不明となっていた京都府亀岡市に住む船頭の関雅有さん(40)と判明したと発表しました。

見つかった場所は、転覆現場から、水深が約10メートルある「殿の漁場」と呼ばれる付近ということです。

警察によりますと、関さんは水中で深さ3.1mの場所でうつぶせの状態で発見されたということです。

もう4月になろうとする温かい日が続く時期ですが、川の水は冷たかったと思います。

遺体で見つかるという残念な結果にはなってしまいましたが、事故から2日と早く見つけてもらうことができて良かったと思います。

関雅有さんに謹んでご冥福をお祈りします。

亡くなった田中三郎さん(51)は明るくみんなに愛される人だった。保津川下り事故で亡くなった田中三郎さんについての記事はこちらから田中三郎さん保津川下り死亡事故で船頭亡くなる明るいキャラで皆に好かれる人柄京都府

 

関雅有さん プロフィール

関雅有さん顔画像

名前:関雅有(せき まさくに)
年齢:40歳
住所:京都府亀岡市
職業:保津川下り船頭
生年月日:1982年あるいは83年生まれ

関雅有さんが保津川下りの船頭になったのは2003年頃だそうです。ということは、関雅有さんは船頭歴20年のベテランということになります。

船頭歴20年のベテランでも、このような事故に巻き込まれてしまうというのは自然は怖いですね。また、今回の事故亡くなった、田中三郎さん(51)も、船頭歴20年以上のベテランでした。

保津川下り事故で何がおこったのか

舟の後方で舵を取っていた、田中三郎さんが川に投げ出されてしまい、舟は進行方向が定まらなくなってしまいました。

その時に、関雅有さんは機転を利かせた行動を取っていたことが分かりました。

保津川下り転覆事故 図解

田中三郎さんが川に投げ出されてしまい、舵を取る人を失った舟は進行方向が定まらなくなってしまいました。

それに気付いた関雅有さんは、舟の前方から素早く後方へ移動しました。そして、代わりに舵を取ろうとしましたが間に合わず舟は座礁してしまったということです。

とっさの判断ができて、すぐに行動に移せる関雅有さんは、きっと他の船頭仲間からも頼りにされていただろうと思います。

船頭仲間の悲しみも深いものだと思うと、悲しい気持ちでいっぱいになりますね。

関雅有さんの評判は「若手の中では信頼されていた船頭」

舟の危険を察知して、即座に判断して舟前方から後方に移動し進行を立て直そうとした関雅有さん。周囲の評判も良かったようです。

保津川下り遊舟企業組合の豊田代表理事は、亡くなった関雅有さんについてコメントをよせています。

「(操船を)最後まで一生懸命にやり続けて、何とか立て直そうとしていたと。よく彼の動きを、忍者のような動きだと。本当に運動神経がよくて、若手の中では信頼されていた船頭だった」
彼の動きは忍者のような動きだった。本当に運動神経がよくて、若手の中では信頼されている船頭だった。
と、関雅有さんに期待をよせているようでした。
若手で将来を期待されていただけに、今回の事故は残念でなりません。

関雅有さんの父親も船頭だった「2015年に転落死」

2015年8月にも保津川下りの船から船頭の男性が転落し死亡する事故がありました。

保津川遊船企業組合の豊田代表理事によると、2015年に亡くなった船頭の男性は今回亡くなった関雅有さんの父親だったということです。

「(雅有さんは)父親思いの子どもだったので辛い思いをしていました。(今回)ご家族にも会わせていただいて、その時のことを思い出すこともあった。なぜ親子2代でなったのかということは本当に何とも言葉が出ないです」

保津川下り事故 救助訓練を8年ほどしていなかった

会見で発覚訓練していなかった

保津川下り事故について運航組合は3月29日、船が転覆し客が川に落ちた想定での救助訓練について「8年ほど前を最後に行っていなかった」ことを明らかにしています

今回起きてしまった事故は大変残念ですが、今一度安全性を見直し、貴重な伝統をたやす事なく続くことを願っています。

関雅有さん 発見当時ライフジャケットは開いていなかった

ベルト型ライフジャケットの着用方法

警察によると発見当時、関雅有さんは救命胴衣をつけていましたが、膨らんでいない状態で見つかったと発表しました。

ライフジャケットを着用していたはずなのに、なぜ関雅有さんのライフジャケットは開いていなかったのでしょうか。

捜索の結果を待ちたいと思います

最後になりましたが、まずは故人のご冥福を祈るとともに、事故に遭われたお客さまに御見舞いを申し上げます。 そして、川下りの一日も早い復活をお祈りいたします。

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