幼稚園の送迎バスに園児が5時間置き去りにされ死亡した事故について、川崎幼稚園の園長が説明会を開きました。
黒いスーツにネクタイ姿でしたが、マスクで顔をかくした状態で記者の質問に時折イラつきを見せた増田園長は終始他人事のようで、その内容に保護者・職員13人が救急で運ばれるという異常な事態となりました。
園長はどんな説明をしていたのでしょうか。
牧之原市・川崎幼稚園の増田立義園長はどんな人なのか
川崎幼稚園ホームページに増田立義園長の略歴が掲載されていました。
昭和24年生まれということは、現在73歳。かなりのベテランですね。
先代から続く幼稚園のようで増田園長は、川崎幼稚園の3代目。50歳を過ぎてから保育の世界に入ったと報道されています。
「園長になると聞いた時は、『あいつが園長? 大丈夫なのか?』と思いました。昔からの知人はみんな心配していましたね。あいつの父親は、幼稚園の他にもお茶の工場を経営する金持ちで、いわば立義(増田立義園長)はボンボン。子供の頃からズボラな性格だったので、水戸黄門の『うっかり八兵衛』ならぬ『ええからげん(=いい加減)八兵衛』と呼ばれていました。そんな性格が災いしたのか、まさかこんな事故が起こるとは……」(増田園長の知人)
増田園長・説明会で謝罪するも終始他人事のよう
幼稚園送迎バス、園児置き去り事故から2日経った、7日川崎幼稚園側が事故についての説明会をおこないました。
会見は増田園長が説明をしていました。黒いスーツにネクタイと神妙な雰囲気でしたが、マスクは外すことなく顔の表情を伺うことはせきませんでした。
説明会では終始他人事のようでした。
原因の究明とは…送迎バスを運転をしていた増田園長が最終確認を怠ったことが、そもそもの発端だったのではないでしょうか。
そのうえ、「運転をするのは不慣れだった」と意味のわからない言い訳ともとれる言葉。
普段であれば、運転手がきちんと確認をするそうですが、この日に限って、運転手が休みだったので、代行で園長が運転したそうです。 園長自らの意見ではあるが、不慣れだったから確認を怠った︎では、言い訳にならないと思います。 普段の運転手が休みで、臨時の運転手を雇ったとすれば、こんな事があっても不思議ではないが、責任者である園長が代行したなら、学園の規則を指示する方であれば、尚更の如く、この様なミスは許されないと思いますね。
親御さんの気持ちを考えるといたたまれないですね…
当時の牧之原気温は30度を超えていたといいます。送迎バスの車内温度は50度を超えていたといいます。
発見されたとき、千奈ちゃんは持っていた水筒が空っぽで、自分で服を脱いだようで上半身は衣服を身につけていなかったということです。
50度を超える車内に5時間も取り残されて、飲み物を底をつき…どんな思いで千奈ちゃんはバスの中のいたのでしょう。救出されたとき、千奈ちゃんは意識はなかったものの、まだ息があったそうです。意識もないまま長時間も…とっても苦しかったと思います。千奈ちゃんの気持ちを思うと言葉になりません。
説明会では増田園長は千奈ちゃんの名前を何度も「ちなつちゃん」と間違えて聞き取れる場面が何度もありました。
少数の園児の名前も覚えていないなんて誠実さに欠けますよね。本当に子どものことが好きで接してくれていたのか疑問が残ります。
副園長も説明中に何度も笑みを浮かべる場面もみられましたし、園長に至っては最後の挨拶で「閉園になるかもしれないね」と笑顔で発言したのには震えが止まりませんでした。どうか、然るべき厳しい処分がくだることを願います。
説明会で救急搬送13人 泣き叫ぶ声と飛び交う怒号
増田園長のあまりにも不誠実な会見に、保護者からは怒号が飛び交っていたといいます。
泣き叫ぶ人もいて、パイプ椅子から崩れ落ちてしまう人までいたそうです。
保護者、園の職員など13人が体調不良を訴たということですが、園の職員がなぜ??と疑問が残ります。確認不足の事実など分かっていながらも、園の方針で何も言えなかったことに対しての申し訳無さからなのでしょうか…救急車10台が出動する事態になったそうです。
愛する子どもを安心して預けていたはずの川崎幼稚園。あまりにも他人事で言い訳ともとれる説明に絶望してしまった謝罪会見、千奈ちゃんが安らかに眠れることを祈ります。
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