自宅敷地内にBB弾が投げ込まれ、30代夫婦がナイフで刺殺された事件の裁判が始まりました。逮捕されたのは、北海道旭川市に住む無職の川口和人(かわぐち かずと)容疑者・58歳です。きっかけは、子どものいたずらでした。
小学校高学年(11歳)の娘の父親だった金沢孝雄さん(32)。若くして結婚し家族をもったのかと思いきや、嫁の連れ子だったとの噂も…。複雑な家庭環境がおこした事件だったのでしょうか。
旭川BB弾殺人事件裁判 川口和人容疑者と金沢孝雄の関係は
自宅敷地内に、小学生のいたずらでBB弾が投げ込まれ、謝罪に来た30代夫婦がナイフで刺殺された事件。
娘のいたずらを謝罪に来た親(金沢孝雄さん)が、怒りが収まらない川口和人容疑者に殺害されてしまった事件と思っていました。しかし、実は娘が川口和人容疑者に注意されたことが納得いかず、被害者の金沢孝雄さん川口和人容疑者の家を訪れた…のではないかということが明らかになってきました。
子どものいたずらを注意されたことが気に入らず、相手先の家を訪れるとは、なかなか衝撃的な出来事です。
元々、川口和人容疑者と金沢孝雄さんは面識や交流があったのでしょうか。
川口和人容疑者の自宅と、金沢孝雄さんの自宅は約200メートル離れていたそうです。
事件当日のトラブルがあるまで、2人の面識はなかったようです。
川口和人容疑者は、自宅で両親と同居していたといいます。無職だったこともあり、あまり外に出ていなかった可能性もあります。ましてや、小学生の子どもを持つ金沢孝雄さんとの接点などなくて当然だったかもしれません。
初対面だった2人が、なぜ子そものいたずらで刺殺事件にまで発展してしまったのでしょうか…。
旭川BB弾殺人事件 川口和人容疑者の起訴内容
旭川市で自宅敷地内にBB弾を投げ込まれ、子共のいたずらを謝罪しに訪れた夫婦が刺殺された事件の裁判が始まりました。
起訴内容は
この時点で、子どもの親である金沢孝雄さんは“事実確認”が目的であり、いたずらを謝罪しに行ったわけではなかったことが明らかになりました。
自宅敷地内にBB弾を投げ込んだ小学生の娘の証言によると
・一緒にいた娘の友だちのランドセルを蹴られ水筒がへこんだ
・なんども「ごめんなさい、すいません」と謝った
・算数のノートに、「住所・名前・電話番号・学校名・担任の名前」を書かされた
・母親に話すと謝りに行くことになった
とのことで、金沢孝雄さんは子どものいたずらで、謝っているにも関わらず、住所や氏名・電話番号などを書かされたことが納得いかなかったようです。
川口和人容疑者の自宅が報道されていました。
自宅周辺にはブルーのネットが張ってあります。さらに、防犯カメラも設置していたことから、日常的に自宅敷地内にものが投げ込まれるといういたずら被害にあっていた可能性も考えられます。
金沢孝雄さんは子どもがしたことの“事実確認”に行ったという事が分かりました。その時にどんなやり取りが行われていたのでしょうか。
旭川BB弾殺人事件 被告人質問の内容とは
旭川市で自宅敷地内にBB弾を投げ込まれ、子共のいたずらを謝罪しに訪れた夫婦が刺殺された事件の裁判が始まり、被告人質問では、弁護側から事件当時のことについて川口和人容疑者へ質問がされました。
川口和人容疑者は、
自宅に訪れた金沢孝雄さんを確認したとき「ヤクザかチンピラが来たかと思った」
と思った、と証言しています。
金沢孝雄さんは、川口和人容疑者の自宅を訪問するなり、
「お前か」
などと怒鳴り、その声に(川口和人容疑者は)パニックになった
と主張しました。
また、事件当時、金沢孝雄さんは夫婦で川口和人容疑者宅を訪れていました。近隣住民によると、
との証言があります。
川口和人容疑者は、
チンピラのような風情の夫婦が怒鳴り込んできて、
殺すつもりはなく、恫喝をやめてほしかっただけ
と、殺意を否認しています。
恫喝をやめない金沢孝雄夫婦に、急性ストレス反応をおこし事件当時の記憶がないという川口和人容疑者。
検察は「犯行は極めて残忍で反省の態度がない」などとして懲役25年を求刑しました。
旭川BB弾殺人事件 金沢孝雄さんの娘は連れ子だった
小学生の子どもが、川口和人容疑者の自宅敷地内にいたずらで投げたBB弾をめぐって、1人が死亡するまでなってしまった事件。被害者の金沢孝雄さんの年齢が32歳ということもあり、子どもは小学校低学年くらいかな…と勝手に憶測していた人も少なくはないのでしょうか。
しかし、報道で事件内容が明らかになると、事件の発端になった娘は11さいで小学校の高学年ということでした。…ということは…金沢孝雄さんが21歳のときの子どもです。
若くして結婚したのだろうと思いました。しかし
とのコメントを見かけました。その他にも
との書き込みも見かけました。
また、
BB弾を下から上に投げたら川口和人容疑者の自宅の敷地に入ってしまった→BB弾はエアガンで打ち込んでいた。
など、娘の証言と違う意見もあり気になるとことです。
金沢孝雄さんには、8ヶ月になる次女もいるので、我が子と連れ子の長女との関係がうまくいっていなかったのではないか…との憶測もあります。
まだまだお母さん大好きな11歳の女の子が、突然現れたチンピラみたいな男にお母さんをとられた…となると、反発して困らそうとしての行動だったのかもと憶測されるのもあるのかもしれません。
しかし、こちらの情報は確証がなく、あくまでも匿名掲示板に掲載されていたコメントになります。あくまでも、…そうなのかもしれない…という認識でお願いいたします。
新しい情報が入りましたら追記していきます。
旭川BB弾殺人事件 川口和人容疑者・求刑懲役25年
川口和人容疑者に、求刑どおりの懲役25年が言い渡されました。
「被告人の証言は不自然、不合理な部分が多く信用できない」
と指摘した上で、
「かなり強い力で人体の重要な部位を何度も刺し続けた。人を死亡させる危険性が高い行為で、殺意が認められる」
ということです。
自宅前にネット張って、防犯カメラで監視しなきゃいけないような生活をしていた川口和人容疑者。 その時点で精神的に追い詰められていのではないでしょうか。
そこへ『やり過ぎなんじゃないか?』と強面の金沢孝雄さんに脅されたと思えば、刃物を出してもおかしくなかったのかもしれません。
だからといって、相手を傷つ蹴る行為は許されません。 せっかくあの手この手で家の被害を防いできたのに残念です。
亡くなられた金沢孝雄さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。また金沢さんのご家族が穏やかに生活できる日が1日でも早く訪れる日を願います。